インプラント特集記事 岡歯科医院 三鷹インプラントセンター 岡 正彦院長
まずはカウンセリング
- 最初に行われるのは、患者さんとのカウンセリングです。
インプラントは手術的治療ですから、事前のインフォームド・コンセントが大切です。
また、患者さん一人一人審美的な好みが違います。
さらに治療への疑問、あるいは要望そして不満、現在抱えている問題もそれぞれ多様に違いがあります。
そのために三鷹インプラントセンターでは、じっくりと患者さんの声に耳を傾け、患者さんのニーズを詳しく把握するように努めます。
- その上で問題を解決する糸口を患者さんと一緒になって考えています。
また、手術に対するリスク回避のために、内科的、外科的既往症、持病、現在の健康状態、麻酔薬や抗生物質に対するアレルギー反応の有無なども詳しくお聞きします。
精密診断
- 次に、オルソパントモグラフを撮影します。
これは顎全体を撮影出来るもので、これを元に患者さんの要望に応じた治療の概略を打ち合わせます。
さらに細かくX線多層断層撮影、CTスキャンなどの機器を用いて検査を続けます。
あらかじめ顎の解剖学的構造を細部にわたって把握し、顎の骨にインプラントを植立するだけの量と厚みがあるかを調べます。
はっきりいってこの点が一番インプラント手術において重要なポイントなのです。
これらを踏まえて、我が三鷹インプラントセンターでは最新歯科用CTを10月から導入しました。
より少ないX線照射量で高品質画像が得られ、CTが撮れるパノラマX線装置です。
- その上で、インプラントを植立させる位置、深度、角度までを綿密に検討し、さらに口腔内モデルを作成して、顎の骨の状態、厚み、歯肉の状態、歯を失った部分の咬み合わせの具合などを、詳細に調査します。
これだけの検査体制を備えた歯科医院というのは、はっきり申し上げて、武蔵野地区ではあまり見ることはできません。
これだけの十分な検査を行っても難症例への対応はきわめて高度な技術が要求されますので、このような検査体制が確立されていない、一般の歯科医院及び技術が未熟な歯科医院では、成功失敗が、まるで丁半博打のようになってしまいます。
内科的診断
- インプラント治療では、骨の成長が止まっている16歳以上の人なら、基本的には年齢や性別に関係なく適応がありますが、重度の全身疾患や慢性消耗性疾患のある人は慎重に対応されなければなりません。問診は当然ですが、それ以外にも血圧測定、心電図、血液検査などにより、病気の程度を判定することもあります。
一般にインプラント治療が適さないというのは、次の様な疾患のある場合です。内科主治医のいる患者さんに対しては、その医師に対診する場合もあります。
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次に行われるのが手術です。手術に要する時間はその規模によってさまざまで、30分で終了する場合もあれば、難症例では6時間に達する場合もあります。
手術ですから、やはり恐怖を感じる方もいると思います。
しかし、当医院での手術は恐怖感を感じることはありません。うとうとと鎮静した状態で手術は行われます。
1.静脈内鎮静法と麻酔を併用で、ストレスゼロ治療
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(a)ワンド(コンピューター制御麻酔注射器)
他の治療時でもそうですが、我が三鷹インプラントセンターでは、普通の麻酔注射器は使いません。コンピューター制御麻酔注射器の“ワンド”を使用していますので、局所麻酔による実際の痛みと、外観による精神的な苦痛がほとんどありません。
(b)静脈内鎮静法
鎮静状態は、手術の規模に応じて、内服薬でもたらす場合もあれば、静脈から鎮静剤を注射する静脈内鎮静法を用いるケースもあります。
静脈内鎮静法は軽くうたた寝をしているような状態から、完全に睡眠状態まで、程度を調節して行います。これらの処置により、ゲストの方は安らかな気持ちで、ストレスなく診療が受けられます。
ただ、静脈内鎮静法は心身を和らげさせるもので、痛みを抑えるものではありません。そこで、麻酔も併用します。一般的には歯科の局所麻酔が行われます。
規模の大きい手術を行う際には、局所麻酔では不十分な場合もあります。そのようなケースでは全身麻酔を行うこともあります。ただ、いずれの麻酔法であっても、その日のうちに帰宅することが可能です。
2.インプラントの植立
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通常、手術は2回に分けて行われます(2回法)。最初の手術は、顎に直接インプラントを埋め込むというものです。
精密診断によって決まったゲストの特徴に適したサイズや種類の純チタン製のインプラントがゲストの顎の骨に植立されます。
2回目は、植えられたインプラントの頭を出す手術です。
1度目の手術でまず行われるのが、インプラントが植立される顎の骨にホールを形成することです。
インプラントのサイズに沿った直径と深さのホールを形成していきますが、その過程では非常に繊細なテクニックが要求されます。
- ドリルのブレがあっては大変なため、精緻な機械を用いてホールをつくります。
また、骨は意外に繊細で、内部の温度が摂氏46度以上に加熱すると、骨の細胞が死んでしまい、インプラントがうまく結合しないことがあります。
そのため、滅菌された生理食塩水を還流させながら形成します。
以上の点に細心の注意を払いながら、ゆっくりと決めたれたホールを、顎の骨の血管などを避けて形成していきます。
穴ができると、骨に摩擦熱によるやけどを生しないように、ゆっくりとインプラントを植立します。
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こうしてインプラントは植立されるわけですが、ここで一つ重要なお話をします。
インプラントを植立できる骨がある位置と本来もとの歯があった位置とは、ずれが生じる場合もあるということです。
ずれが生じることにより、もとの歯のように最適な位置に植立されませんが、後に、インプラントに固定する人工歯の形を調整して、相手の歯と噛み合うように対応します。
余談ですが、そもそもなぜ、インプラントを植立できる骨がある位置と、本来もとの歯があった位置との間にずれが生じるのでしょうか。
それは、顎の骨の性質が関係しています。
普通、骨は不変の状態にあると思われがちですが、顎の骨は常に変化します。
特に、歯が抜けた後には、生理的な骨の吸収が生じます。
また、ぶらぶらになった歯をムリに抱えれいると、周囲の骨がどんどん溶けていく場合もあります。
- そのため、歯が抜けた、あるいは歯を抜かねばならないとしたら、できるだけ早い時期にインプラント治療の計画をした方が得だということは、覚えておいていただきたいことの一つです。
歯が抜けてから入れ歯やブリッジで様子を見て、それからインプラント治療をするという長いスパンで対応を考えているうちに、状況はどんどん悪化するばかりなのです。
ただ、詳しくは後に譲りますが、当医院ではさまざまなインプラントにおける特殊治療の方法を有しています。
顎の骨が薄くなるなどして、大学病院でもさじを投げたような難症例にも対応してきた実績がありますので、どんな症状でも一度、ご相談ください。
3.手術
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術後は軽い腫れが生じますが、日常生活に支障をきたすほどではありません。出血が止まりにくい方は、打ち身のような出血斑が顔面に表れる場合もありますが、2週間ほど経過すると自然に消失します。
術後の痛みも若干はありますが、痛み止めを飲んでも耐えられないほどの痛みではありません。
食事は術後からすぐにとることができます。
すでに申し上げたように、いったんインプラントが植立されると、インプラントの周囲の骨は、生物学的にも、生化学的にもダイナミックに変化していきます。まずインプラント手術によってもたらされたダメージが、骨のミクロな吸収を促していきます。
これは手術後1ヶ月くらい続きます。
その後、ダメージを受けたインプラント周囲組織に猛烈な勢いで、血管の新生や骨の再生が起こり始めます。この現象は1年以上にわたって続きます。
4.新たな手術までの通院とスケジュール
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いつ人工歯をつくって、それをインプラントに固定するか、詳細なスケジュールはゲストの状況やニーズによってさまざまですが、下顎で3ヶ月程度、上顎で6ヶ月程度の養生期間をおくのが一般的です。
この期間を経過すると、少なくともインプラント表面の60%以上が骨と結合しますので、噛み合わせの圧力に耐えることができるというわけです。
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ちなみに、インプラント治療を受けたいけれど、新しい人工歯が入るまでの期間を待てないという方には、8週間程度で固定する場合もあります。
極端な例では、手術をしたその日のうちに型をとって、2週間程度で人工歯を固定する場合もあります。
もっと早く歯がほしいというゲストもいっらっしゃいます。
その方に対しては、インプラントとインプラントの間に仮歯用の細いインプラントを何本か植立して、手術の日に仮歯を固定します。この仮歯用のインプラントは最終の人工歯が固定される時に除去するのが普通です。
手術後には、原則として手術翌日の消毒、1〜2週間後の抜糸、1ヵ月以後は毎月1回の経過観察のために通院していただきます。遠隔地域の方の場合は、この通院回数を最小化することもできます。
そしてレントゲン撮影などでインプラントと骨とが十分に接合されていると判断された時期に2次手術を行います。
5.2次手術とインプラントの基本構造
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インプラントが骨と接合したと判断された後には、先ほど述べたとおり、植立されたインプラントの頭を露出させる手術を行います。
血管の新生・骨の再生が起こり続けているこの時期、インプラントの頭は歯肉の下に隠れていることが多いので、それを表面に出します。
骨の手術ではありませんので、麻酔は局所麻酔だけで十分です。
その後、インプラントに、ヒーリングアバットメントと呼ばれる接続具を1週間から2週間装着して、人工歯の周囲の歯肉の形を整えます。
ところで、なぜ、インプラントの頭を露出させる手術を行うのでしょうか。
- その説明をするにはまず、インプラントの基本的な構造をお知らせするのが適当でしょう。
インプラントとは、専門的にはフィクスチャーと呼ばれる純チタン製の構造物ですが、このフィクスチャーの内部には穴が開けられていて、その壁面には線状が形成されています。
そこにアバットメントと呼ばれる人工歯の土台になるのもをねじ込みます。
フィクスチャーとアバットメントが連結すると、今度はその上に人工歯(インプラント上部構造)が固定されるという仕組みです。
フィクスチャーの頭をむき出しにしたのは、次にアバットメント(土台)と結合するための準備です。
その後、フィクスチャーとアバットメントを連結させます。
6.人工歯の作製(インプラント上部構造)
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インプラントが骨結合した後に、人工歯(インプラント上部構造)を作製します。
インプラント上部構造の設計は、機能の面でも、審美性の面でも重要です。
誰もがあこがれる「ハリウッドスマイル」を現実のものとできるかどうかが、ここで決まります。
作製の手順はまず型を取ることから始まります。これはフィクスチャーの型をとる場面もあれば、フィクスチャー(人工歯根)にアバットメント(土台)を連結した状態で型を取る場合もあり、ケースによって異なります。
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型が取れると、インプラント上部構造の設計に入ります。もちろん、ここで重要になる要素の一つは、失った歯の機能の再建です。特に、インプラントは天然歯以上に、細かい噛み合わせを調整する必要があります。天然歯は歯と骨との間に歯根膜があり、これがクッションの役割を果たしてくれます。そのおかげで100ミクロン(0.1mm)程度の可動性があるのです。
しかし、歯根膜がないフィクスチャーはほとんど動きません。天然歯以上の作業精度が求められる所以です。機能と同様に求められるのが審美性です。歯並びや色、形、リップラインといった審美的要素を追求します。
当医院では、人工歯(インプラント上部構造)に天然歯に限りなく近い色や透明感、輝きが再現できるジルコニア、セラミックやハイブリットセラミックを用いています。これにより、ゲストが心から満足できる美しさを与えることができます。
7.人工歯(インプラント上部構造)を固定する

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人工歯(インプラント上部構造)をアバットメントに固定するには、2通りの方法があります。
通常の被せ物を固定する時のようにセメントを用いる場合とネジで固定する方法です。
セメント固定はネジが外に出ることもなく、見た目が美しいことが特徴です。
そして、セメントでアバットメント(土台)と人工歯(インプラント)の間のミクロな空調が封鎖されているので、インプラント内部が清潔に保たれるという利点を持っています。
しかし、セメントで固定してしまいますので、インプラント上部構造を撤去する時は大変です。一度破壊して撤去しなければなりません。
- そこで、仮止めセメントで止めるという方法もありません。
しかし、取れてはいけない時に取れてしますこともあれば、逆に取りたい時に取れないということもあり、不便な点があります。
人工歯(インプラント上部構造)が取れると、ゲストの方々はフィクスチャー(人工歯根)まで取れてしまったと勘違いをされることも多く、大変、動揺します。
そのような方にはもう一方のネジ固定がお勧めです。
ネジでとめていますので、緩めることで簡単に人工歯(インプラント上部構造)は取り外しできます。
逆に付けるのも容易です。ただし、こちらはネジが折れたり、食べ物のカスがフィクスチャー(人工歯根)内部に入る欠点があります。
万一トラブルが起きたり、定期健診を行う場合でも、比較的簡単に調整や修正を行えることは、ネジ固定の利点でしょう。
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人工歯(インプラント上部構造)がフィクスチャーやアバットメントに固定されると、1ヶ月くらいかけて微調整をしていきます。この期間内に噛む機能がしっかりと再建されたのか、口の中に不快感がないか、審美性が十分に改善されたか、心理面で明るい変化が得られたかなど観察しながら、調節を繰り返していきます。
こうしてインプラントが自分の体の一部になっていくのです。
- 人工歯(インプラント上部構造)装着後には、いくつかの問題が発生しますので、ここで問題の内容と、対策をお話します。
舌や頬などの違和感
- 最初に感じるのは、舌や頬、唇が感じる違和感です。
歯がなかった場所に歯ができたわけですから、最初は戸惑うはずです。治療前には、それまで自由に行き来していた舌や頬や唇が、新しい歯の出現で、そのような運動ができなくなり、口の中が狭苦しくなったように感じます。
最初のうちは誤って頬や舌を噛んでしまうこともあります。さらに、これまで片側の歯だけで噛んでいた癖もインプラントを植立したからといって、すぐには治りません。新しい歯を脳が把握して自由に使ってくれるようになるまでに、一定の時間を要します。
セラミックの割れ
- 厚い入れ歯を入れていた人にとっては、インプラント治療をしたことでかえって発音しにくく感じられるかもしれません。舌の先を上顎前歯の裏側に当てて発音するサ行やタ行の歯擦音はとりわけ難しく感じます。
これは分厚い入れ歯を入れていた時の癖が背景にあります。入れ歯を入れていた時には、舌の位置がそれぞれの入れ歯のところで止まっていたために、コンパクトな歯が入ると、かえって舌先が宙をきって、構音が難しくなるのです。
しかし、考えようによってはそれまでが異常だったわけですから、入れ歯で慣れた舌の位置を、今度はインプラントの歯に合わせるようにトレーニングすればいいわけです。
発音がしにくい
- インプラントは骨と結合しています。
ですから噛み合う力や衝撃は直接、人工歯(インプラント上部構造)にかかります。セラミックは陶器ですから、衝撃力に耐えられず、割れてしまうことがあります。
何か硬いものを食べたり、噛んだりしたから発生するのではなく、あくまでもセラミックと歯、またはセラミックとセラミックの衝突によって起きる現象です。特に奥歯のセラミックは割れることがあります。
ただ、これはフィクスチャーやアバットメントの基本構造に問題が発生しているわけではなく、人工歯(インプラント上部構造)に起きたものなので、簡単に修理ができます。
なぜ、あえて割れやすいセラミックを使用しているかというと、審美的に美しいということのほかに、セラミックは歯垢(デンタルプラーク)が付着しにくい性質のため、インプラントが生物学的に長持ちするからです。また、岡歯科医院では5年間完全保証をしておりますので、安心して治療をお受け下さい。
人工歯(インプラント上部構造)の脱落
- すでに述べましたが、人工歯(インプラント上部構造)をアバットメントやフィクスチャーに固定する方法の一つが、セメント固定です。
仮付けセメントで固定した場合、すでに紹介したように、人工歯(インプラント上部構造)は取れてしまうことがあります。しきりに取れてしまうようでしたら、より強力なセメントで固定することをお勧めします。
インプラントの汚れ
- インプラントの汚れは、すべて細菌です。通常の天然歯につく歯垢とは別種類のもので、まめに歯科医院を訪れてインプラント専用のケアを行う必要があります。こうすることで長く使用することができます。
三鷹インプラントセンターでは一ヶ月から三ヶ月に1度来院していただき、徹底的に手入れするようにお勧めしています。
インプラント治療は、新たな病気を予防するためにも、人工歯(インプラント上部構造)が入ってから定期的に地道なケアを行うことが肝要です。
入れ歯やブリッジを使わずに、楽しく生活し、食事をする。こんな前向きな姿勢をいつまでも保つため、まめにケアをしていただきたい。 これが私たち三鷹インプラントセンターの願いなのです。